Secondary Oilとは
日本バイオエネルギーのSecondary Oilは、パーム油の製造過程で、廃棄されていた箇所から更に絞ったオイルです。
例えば、蒸気で蒸した際の廃液、パーム椰子空果房から抽出したオイル、搾りかすをさらに絞ったオイルなどです。
アブラヤシからとれるオイルが、アブラヤシの20%とすると、Secondary Oilは2%〜3%、日本バイオエネルギーが業務提携しているインドネシアの会社は、これを搾油する権利を持っています。
Secondary Oilの特徴
非食用油
RSPO認証
ISCC認証
パーム油は食用にもバイオ燃料としても利用されるため、バイオ燃料と食料の競合が問題視されてきました。日本バイオエネルギーのSecondary Oilは非食用油です。
RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)認証とは、世界各地で行なわれているパーム油の生産が、熱帯林の保全や、そこに生息する生物の多様性、
森林に依存する人々の暮らしに深刻な悪影響を及ぼすことのないようにするため、WWFが「持続可能なパーム油」の生産と利用を促進する非営利組織、RSPOの設立を支援し、
普及に取り組んでいます。日本バイオエネルギーのSecondary OilはRSPO認証を取得しています。
ISCC(国際セーフコミュニティー認証センター)認証とは、バイオ燃料の原料について、熱帯雨林や泥炭地をプランテーション化した生産物(パームバージン油等)ではなく、
かつ、化石燃料と比較して温室効果ガス排出量が大幅に少ない燃料であることを証明するものです。欧州域内では2012年より輸入燃料も含め、ISCC等の認証が必要になりました。
パーム油の製造工程
パーム油の製造工程において、いままでは燃焼させることで発生する温室効果ガスや、排水を浄化するためのラグーンと呼ばれる貯水池から発生するメタンガス、
地下汚染、放流後の河川の汚染などが問題視されていました。
日本バイオエネルギーが業務提携しているインドネシアの会社は新たな搾油方法を構築し、インドネシア政府からも高い評価を得ています。